医水民の日常

横浜市立大学医学部水泳部のブログです。

不器用

数学ボーイから水泳おじさんに立派な変貌を遂げた副将からバトンを受け取りました、あさってまでの主将Oです。

最近突然激辛に目覚めました。

ココイチで4辛を食べても汗をかかない自分が気持ち悪いです。

 

みんながいいこと書きすぎてネタが尽きつつあるので好き勝手に書きます。

期待無用。長いだけ。飽きるからさ、飽きたら閉じてレースに備えて寝るんだよ!

 

 

 

最近こんな夢をみた。

 

僕は医学部水泳部の主将をしていた。

 

確かに横市医水で主将をしている。

 

だが、知っている顔が一つもない。

 

整然と進む練習。

 

しかし、知っている顔が一つもない。

 

静かに見守っていただいた先輩。

 

いるのが当たり前過ぎてあまり話さなくなってしまった同期。

 

元気な後輩たち。

 

こりゃ変だなと気づく。

急に不安になったところで目が覚める。

 

そして思った。

自分はちゃんと主将やれていただろうか、本当に部員を大切にできていただろうか。

塩対応しすぎだったんじゃないか。

「部活を盛り上げます」とか部誌に書いておいて、いつも淡々としすぎていなかっただろうか、怖い顔になってなかったかな。

結局いつも自分が元気をもらっているだけじゃなかっただろうか。

 

---

 

むかしむかしあるところに少し様子のおかしい受験生の少年(?)がいた。

 

少年は横市に一番で入った。入試の日の朝、物理的にである。

開門時間より前、おそらく試験監督をするであろう関係者の列に紛れて平然と構内に入ってしまい、ふらふらと体育館に入りプールを見下ろした。水泳は大して得意でもないのに無性に泳ぎたくなった。これが少年の横市プールとの出会いだった。少年はこのあとここでさんざん泳ぐとは夢にも思わなかった。そして慌てた警備員に見つかり、門の前に連れ戻された。

 

----

 

入学式が終わると部活の勧誘が始まりました。人混みへ冷めた目を向けながら歩いているところ、最初に声をかけてくださったのが医水の先輩でした。

 

次の日初めて福浦に行きました。第一村人発見。青いジャージ姿の青いのぼりを持った人でした。またですか。それからは医水の新歓に入り浸り、気づいたら入部していました。

 

先日この話をOBの先生にしたところ

「君は押されたら断れないタイプだね。だまされないよう気をつけるんだよ」というお言葉を頂きました。

 

はい。肝に銘じます。

 

まあだましてくれたのが医水だったのは幸いというべきで。

 

最初の三ヶ月くらい、1コースの最後尾でいっつも溺れかかっていました。「もう水から上がって消えよう」岸につくたびにそんなことを考えてましたがご存知の通り生き残りました。マネの皆さんと先輩の方々の励ましのおかげです。

 

初の合宿ではポイントダイブをFrでやるかBrでやるか、うじうじ悩んでいました。Brはちょっと好きかな程度で大会でエントリーしたことはあるものの専門にするかは決めかねていました。

 

Brスイマーの現卒1のTNTさんの強力な後押しでBrをやることに

 

これがきっかけで僕はBrを専門にすることになったんだなあと今更思い出しました。

 

二年、やたら元気でした。GW旅行事件、試験前でも泳ぎまくる、試験前の免許取得、試験前の多量飲○(学対戦オール事件、bloody christmas)、、無謀にも程があります。限界ってものを知ろうよ。そのくせ大会の度にベスト出すし、自分のことしか見えていない嫌なやつだったかもしれません。奇行の数々、皆様にはご迷惑をおかけしました。

 

三年、怒涛の二年を乗り越えて、水泳へのモチベーションは急上昇、張り切って練習していた矢先、複数箇所怪我をして結局夏までひきずりました。ケア不足が原因です。ずっと死んだ魚みたいな目をしていたと思いますが、この間に怪我をしないために何が必要か色々学びました。

 

そしてついに幹部となり部を動かしていく立場になりました。偉大な歴代主将のあとに僕ですかって一人で勝手に重圧でつぶされそうなときもありましたが、真似しようと思ってできるものじゃないし、自分ができることを一つひとつやっていこうと考えるようになりました。

 

主将は矢面に立つことが多く、その分ボロが出る機会も多くなります。理不尽なこともあります。でも今まで気づけなかった自分の悪い点にたくさん気づき、直すチャンスを得たのはラッキーだったと思います。まだたくさんありますが。

他大学の主将たちと仲良くなれたのもラッキーでした。僕が柄にもなく悩みを話したりできたT大や某A医大(伏せ字はたらけ)の主将には本当に感謝しています。飲みに誘ってくれたT医の主将も!

 

 

四年になってからは研究室で実験してから部活に行く日々でした。

どちらもちゃんとやりたいという思いでひたすら駆け抜けて、気づいたら(いや気付いていない)あまり寝てなくて、体力ガタ落ちという不器用さ発揮しました。

泳ぐと胸痛がするようになってやっと気付きました。

 

ちょっと古いですが

心が身体を追い越してきたんだよ~♪

を素でいってました。

反省。

 

(誤解を防ぐために言っておきますがラボは全くブラックではありません笑、不器用なだけです)

 

決して水泳一筋とは言えない、近年まれにみる「変な主将」だったと思いますが、それでも寛容でいてくれたみんなにはいくら感謝してもし足りません。

 

幹部のみんな

このメンバーで部を運営することができて本当に良かったと思っています。

 

そっけなくて、何考えてるかわからないし、ぼーっとしているし、どうしようもない主将だったけど一緒に仕事をしてくれて本当にありがとう。

じゃあひとりずつ

 

看キャプ

正直きみには甘えすぎたと思う。僕の雑な仕事の穴を光の速さで次々に埋めてくれました。ありがとう。

 

副将

同期の男子のなかでは一番全うに水泳と向き合ってたのは間違いないし、そういう人が言ってこそ説得力があることをしっかりみんなの前で言ってくれるので助かりました。ありがとう。

 

主務(あ)

あまり主張しないけど、着実に丁寧に色々と動いてくれていたのは知っています、ありがとう。

 

主務(お)

色々よく気がつき、聡明な主務でした。声がよく通るから練習の場が明るくなってたよ、ありがとう。

 

マネ長

いつもクールで落ち着いていて、マネ陣をまとめあげていて頼もしかった。メニュー係として絶対的な信頼を持てました、ありがとう。

 

会計補佐

面倒見のいい2コースの守護神として君臨してくれました。ありがとう。

 

全然来ない会計

会計おつかれさま! (水泳関係ないけど)準備に1年もかかった研究でついにしっかり結果を残してて尊敬します。忍耐強く継続してやる姿勢は見習わねばと思います。これからも長いつきあいになりそうな気がします、よろしく。

 

部からいなくなった学籍番号1

1年生のころ、僕が医水に入部するのを後押ししてくれたのは君です。覚えてないかもしれないけど。その気もなかったかもしれないけど。部活では関わりはなくなったけど、学年同期として変わらずよろしく。

 

 

幹部ではないけど

前主将、前前主将

実習でお忙しいはずなのに頻繁に練習・大会に参加されていました。主将を経験されたお二人がいつもいらっしゃって、最初は緊張しましたが次第に安心に変わりました。色々と助けて頂いてありがとうございました。

 

看4のみんな

一足先に幹部を経験したきみたちからもらうアドバイスとか励ましとかはとても力になりました。感謝してます。

 

 

三年半を振り返ってみると

「無謀」の二文字がつきまとう。

失ったものは数知れず。

 

バカやってるうちに現役最後の夏がやってきました。

 

考えることは一つ

 

完全燃焼

 

不器用なりに最後の足掻きを