医水民の日常

横浜市立大学医学部水泳部のブログです。

3年半越しの結論

4コースに居る財布の番人です。
いよいよ自分がこの文章を書くことになるとは…長いようで短い3年半でしたね。

テンプレートにならって、入部してからの振り返りをさせて頂きます。

入部した当初、というか一年生の時は、水泳部に入部したことを毎日後悔していました。周りの人がこなしているメニューがこなせない、選手宣誓では緊張しすぎてどもる、自己紹介の類でも同様で、挙句の果てには大きな大会のリレーの一泳でスタート台から転落しました。当時は色々と無様過ぎて消えてしまいたいなと思っていたし、練習に行く度、泳ぎ切れなくて自分の事が嫌いになるし、練習に行かない度、逃げ出した自分の事が益々嫌いになるという逃げ場の無い日々を過ごしていたような気がします。今となれば全部笑い話ですけど。
当時の僕を知っている同期と先輩の皆さんは、是非忘れて頂きたいですね!w

改めて今思うと、何で辞めなかったんでしょうか。辞める勇気すら無かった、それもあるかもしれません。
でも多分僕は医水民に年甲斐も無く憧れていたのだと思います。同じメニュー、もしくは更に辛いメニューをこなしながら、笑顔さえ浮かべる同期達や、一年生のぬるま湯カリキュラムとは比較にならない試験や実習をこなしながら、周囲への気遣いを忘れない先輩方を見ていると、自分もそのようになれたらなと思っていました。
そもそも、よく考えてみると、数ある学部の中でも特に忙しい医学科、看護科の学生が週3回3km以上泳いだり、もしくは2時間立ちっぱなしでタイムを取って貰ったり…というのは相当正気の沙汰では無いですね。
そういう狂気空間(いい意味で)から逃げ出す事も無く、こうして身を置いていられる皆さんは、世の中的には実にストイックでキャパシティーの大きい人達なのだと思います。それだけでも本当に誇っていい事だと僕は思います。甘いかもしれないですけど。

幹部の皆さん、色々とご迷惑をお掛けしてすみませんでした。他の皆が余りにもしっかりし過ぎていたから、大いに甘えてしまっていたなと今更反省してます。それでも嫌な顔をしないでいてくれた懐の深さに本当に救われました。今後も仲良くしてもらえれば嬉しいです。

最後に、4コースの諸君、男だけのむさ苦しいコースだったけれど、逆に気楽でとても楽しかったです。改まって何かを伝える機会もここくらいしか無いと思うのでメッセージをば。
一年生のT君、真面目に水泳に打ち込んで順調に力を伸ばしていると思います。その調子で頑張って欲しいけど、遅刻とかつまらない事で評価を落すのは非常に勿体無いので、脇の甘さを無くしていけるといいんじゃないかな。
二年生のF君、なんだか今の君を見ていると二年生の時の自分と被って懐かしい感じがします。一日はどう足掻いたって24時間しかなくて、自分の中で必ず優先順位を付けないといけない部分って言うのはどうしても出て来てしまいますよね。それは別に悪い事では無くて、真に最善を尽くした上で何かが疎かになったとしても仕方が無いと僕は思ってます。幹部の言葉としてはどうかと思いますが汗。これからも持ち前の明るさを失わずに頑張って下さい。
二年生のI君、僕とのタイム差をどんどん縮めて来た君は、僕にとって脅威であり、また嬉しくもあり、また大きなモチベーションでした。君がすぐ後ろを泳いでいる時は、いつもよりハードのタイムが良かったりして、本当に楽しかったです。東医体、まだ負けるつもりは毛頭無いので、お互い頑張りましょう。
三年生のI君、プールに君の姿と声が無いのは物足りない感じがします。復帰したら是非またリレー組みましょう。
主将、本当にお疲れ様。部活動以外でも色々と関わらせてもらって、そっちは腐れ縁だと思ってるかもしれないけど、今後ともよろしく。


あんなに泳ぐの苦手だったくせに、終わりが間近になるとこんなに寂しいとは自分でも驚きです。
正直に言えば、楽しい事ばかりでは無かったし、4:6で辛かったことの方が若干勝ってるような気もしますが。
1年生の時の選択が間違いでは無かったと今では確信を持って言えます。
本当にありがとうございました。

明日は引退後もよく部活に足を運んでくれていた看4のお二人になる予定です!
バトンタッチ!