日記を全然まわしていなかった横井です。証拠にもなくまた自分で日記を書いちゃいます。
東医体初日お疲れ様でした!
ベストが出た人も出なかった人も2日目の大会も頑張っていきましょう。
今日一番印象深かったことを書きたくなったので書かせてもらいます。
今日の200mFRは去年から決勝に進むことを目指していた種目でした。
ですが、去年の結果は1’48”38、決勝に進むには2秒以上足りなかった。
第一泳者だった井口さんは27”09というタイムを出していたけど、
「ごめん。俺が遅かった・・・」といっていたのを覚えています。
一番早い自分が引っ張っていかなきゃという気持ちが強いんだなと感じた瞬間でした。
そのまま最終組の泳ぎを涙目で見送っていたあの時を思い出します。
その時、次こそはこの決勝の舞台で泳いでやろうと決めた。
だからこそ、靭帯を切ってケガをしても「一緒に決勝にいきましょう」と言い続けられた。
不安になることもあったけど、「決勝にいく」と言い続けていたら本当にいけるんじゃないかと
思って、OB周りの時でさえ言ってた。
他のメンバーも決勝にいくことを目標にしていて、井口さんが
「引き継ぎをかなり攻めるぞ!決勝にいけなかったら意味がない。引き継ぎ違反も決勝にいけな
いのもあんまかわらない」と言い切っていた。決勝戦への強い想いが伝わってきたし、実際うち
らのレベルでは決勝にいくためには勝負をかけるしかなかった。
今日の200FRの結果は、1’46”6。タイムでは1’46”8の信州に勝っていて決勝にいけた。だけ
ど、引き継ぎ違反の放送。決勝で泳ぐということが幻になった。引き継ぎ違反をとられた井口さ
んは本当に落ち込んでいて、他のメンバーに謝っていた。でも、謝る必要なんかない。責める人
もいない。フライング覚悟で攻めることは試合前のメンバーの約束。リスクを覚悟しなければ決
勝なんかありえなかった。そして、うちらは最終組前だったからそこでは一位にならないと決勝
への道も閉ざされる可能性が高かった。本番では真横の東大が速くて、井口さんはそれを何とか
して抜かしてやろうと考えたのだろう。泳ぎ終わってすぐ「東大を抜かせなくてごめん」といっ
ていたことからも分かる。それだけ決勝にいきたい気持ちが強い人がいて、攻める姿勢を貫いた
からこそ1’46”6というタイムが出た。弱腰で泳いで決勝にとどかないタイムで終わるよりも、
たとえ失格でも「決勝で戦える実力がある」ことを証明するタイムで終わった方が俺はいい。
決勝に残る選手のレベルの高さを見せつけられた去年。
タイム的には達成できた「決勝にいく」という目標にあと一歩とどかなかった今日。
来年こそは決勝の舞台で泳げるはず。今日はお疲れさまでした。