医水民の日常

横浜市立大学医学部水泳部のブログです。

さよなら、夏休み。

こんにちは。まだおはようございますの人もいるでしょうか。
オフ期間満喫できているでしょうか。僕は東医体が終わってすぐに帰省し、
だらだらと犬と戯れて過ごしてきました。
今僕は右手に田んぼ、左手に空席のシートの横浜に戻る
新幹線の中でこの文章を書こうと思っています。

まず東医体、看護大会お疲れさまでした。
メイン大会の結果はどうでしたか?
最後の1か月ほどだけですが、メニューを作らせてもらってたものとしては、皆さんの結果が結構気になっていました。というのも、僕が作ったメニューは自分でもやりたくなくなるような厳しいメニューが多々ありました。練習が憂鬱な人も多かったんではないでしょうか。あれだけのメニューをやらせておいて結果が出なかったらどうしよう、まず自分が結果を残せなかったらどうしようと思ってました。ですがほとんどの人がベストを出し、その中でもマックや北堀のように大ベスト(失礼?)を出す人もいて嬉しかったです。
僕個人の印象としては、これまで苦しいことがあっても我慢し、辛いところで耐え切ってきた人がいい結果を残していて、普段からの取り組みや頑張りが素直に結果に出た大会になったと思います。
北堀は早い段階から上のコースに上がって必死に食らいついているにも関わらず、周りがどんどん短距離のタイムを伸ばしていって悔しい思いもしてきたでしょう。それでも練習に出て頑張っていた結果がやっと出たかなと思います。マックにしても昼休みに筋トレをしたり、自分のフォームやタイムに人一倍興味を持って水泳と向き合い、一回一回の練習に真摯に臨んでいたのではないかと思います。ふたり、勝手に書いてゴメン。
さてメイン大会を終えて、皆さんの中には結果が出た人は出し切った感、やりきった感、達成感、
思うような力が発揮できなかった人は不完全燃焼に終わってしまった悔しさ、悲しさなどのいろいろ感情があったと思います。ここで皆さんにお願いです。あの時感じた思い、最後のミーティングで口にした言葉をどうか忘れないでください。忘れそうなら紙にでも書いておいてください。その思い、言葉はきっと辛い時や苦しい時に自分を奮い立たせるために役立つでしょう。そしてそれを無駄にしないよう、これからにつなげましょう。ここからの一年は去年より厳しくなることは保証します。みんなで乗り越えていきましょう。


と散々脅したのですこし休憩として自分の話をします。
これを書こうと思ったのは東医体の後のミーティングでみんなの前で話した後、マネさんと喋っている時でした。その時漠然と色々な話をしていたんですが、泣いたことが意外だったと言われて、気づいたことがありました。みんなから見た僕は偉そうでうるさくて負けず嫌いで強いイメージなんだろうと思います。東医体優勝するって言ってるし、あほみたいにきついメニュー作るし。でもそのとき自分でもびっくりだったんですが、本当の自分ってものに気づきました。僕は競うのが嫌いで、勝ちたいとも実はそんなに思わないし(リレーは勝ちたいけど)、1位ってことにそれほどこだわりがない人間なんだと。速い人たちと泳ぐのは楽しいし、なかゆさんと勝負するのもワクワクするし、勝つことが嫌いなわけではないけれど、ここぞってなった時執念的な何かが働いて...みたいな感じの人間ではないということに気づきました。小さいころ選手コースに上がったり試合に出るのが嫌で案内の紙を捨てて帰ったり、鞄の底に沈めていた自分は何も変わっていないんだなと思いました。そんな自分を沈めて虚勢を張っていただけのやつが優勝なんて出来ないなと。こんな弱い自分と真正面から対峙したのは初めてでした。何人かには言いましたが、東医体の朝のバスに時間ギリギリになったのは、終わってしまうことが寂しくて、負けるかもしれないのが怖くて、よくない結果が出るのが嫌で行きたくなさすぎてギリギリまでリュック背負ったままベッドの上で体育座りしてました。僕なんて所詮こんな奴です。これは真の意味での心の強さ、メンタルの強さを持ち合わせていないということなんだと痛感しました。じゃあどうするのか。ずっと優勝できなくていいのか。よくないんです。僕が2種目優勝すれば男子総合入賞することができるかもしれない。なかゆさんの忘れ物は僕が回収しないといけないんです。僕が勝つことを期待して応援してくれる先輩、同期、後輩がいる。速い子が1年で入ってくるかもしれない、それでも勝ちたいと思えるような自分を作っていこうと思います。すべてについて一からを鍛え直します。勝負に固執しなくても勝てるように、楽しんで泳いで勝てるようになります。弱い自分もひっくるめて自分として向き合って強い自分を作ろうと思います。僕は水泳が好きです。笑って水泳がしたいので、あと一年悔いがないように思いっきり頑張ろうと思います。チームの皆さんには色々迷惑をかけるかと思いますが、どうか宜しくお願いします。


そして話は戻りまして、部のことですが、嬉しいことに部員のみなさんから速くなりたい、強くなりたい、もっとできるという声が聞こえてきました(3つめは空耳かも)。その気持ちが一番大事だと思います。その思いがないと練習は乗り越えられないと思います。僕個人的な意見として、速い人が偉いとも思わないし、遅かったら悪いわけでもないです。ただ部活として人が集まる以上、なんらか一定の価値観を共有していないと同じ方向を向くことができないと思います。それが水泳において速くなることが一番簡潔なのではないかなと思っています。目に見えやすい結果ですしね。話が逸れましたが元に戻して、速くなるためにどうしたらいいのか。これは僕のお師匠様とも言える先輩が仰っていたことをそのまま伝えたいと思います。
1つは、「努力しても必ず成功するとは限らない。でも成功する人は必ず努力している。」もう1つは「努力というものは正しい場所で正しい方向で、そして必要な量なされたものだけが結果として報われる。」です。
これは水泳だけではなくてほとんどすべての物事に当てはまるような気がします。僕はたぶん今年はがんばってはいました。しかし頑張り方が微妙にズレていたのか、思ったほどの結果を得ることはできませんでした。なので今年は方向性にも意識を向けながら頑張っていこうと思います。僕はみなさんにメニューを通して必要最低限の量をしめすことは出来ます。しかし努力の方向性は自分自身で見つけていってもらうことになります。結局は自分の意識次第です。高い意識と目標を持つことは恥ずかしいことではありません。それが達成できなかった時はまたそこで考えればいいんです。最初から諦めて変にクールでいることがかっこいいと思うなら水泳なんてやめればいい。水泳に限らずスポーツ全般に言えると思いますけどね。本当に迷ったときは周りに頼ることもありだと思いますよ。


さあ徒然なるままに書いてしまいました。とりあえずまあ頑張っていきたいということです。夏休みもあと少しですね。まだ医1と看護科の皆さんはまだ夏休み折り返しというところですか。はぁ。羨ましいですね。
僕は残りの夏休みをバイトに捧げようと思います。悲しみ。なかなか書き終わらなくてそんなこんなしてるうちにお家に着きました。関西人なので口で喋るのは割と得意だと思っているのですが、文章になるとダメですね。すみません。
最後は僕のモットーというか考えで締めくくります。

「意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」

運命、変えてやりましょう!