医水民の日常

横浜市立大学医学部水泳部のブログです。

仏教徒です。

yokoichiisui2007-12-25

書き込み遅くなって申し訳ありません。いつ出番まわってくるんだろと思ってたらやっと回ってきました。

さて、世間ではあるカリスマ性をもった指導者の生誕2000何年かを祝ってのお祭り騒ぎのようですが、私は普段あまり聞かないような黄檗萬福寺梵唄をききながら1日中CBTの模試を解いているありさまです。


話は変わりますが、先日久しぶりに涙を流しました。もちろん一人でいるときに。
小児癌と戦う子供と家族のドキュメンタリー。

最近ではこういうのも珍しいものではなくなってきたように思いますが、
こういうリアリティーのあるものはいくら見ても新鮮です。

危篤状態に陥った息子。
ベッドの横から、胸骨圧迫をする医師。
はり詰めた音がする。

とっさに看護士さんに髪の束をきってもらう母親。
それをわが子の手に握らせて、名前を叫ぶ。
だっこするときはいつもそれを握っていたのだという。

胸骨圧迫を続ける医師の了解を得て、息子をだき抱える父親。
最期は家族の腕の中でとの思いから。

胸骨圧迫をやめればそれはそのまま死を意味する。
どんな気持ちで抱え込んだことであろうか。


医者になったら否がおうにも日々こういった刺激にさらされるわけで、
この頭が熱く、震えるような感覚を忘れず胸にしまって、でも患者や家族の前では決して取り乱さないプロ医者になりたいとおもいます。

一方で映画とかでは全くなけないんです。
そりゃ背筋がブルブルするような感覚に襲われることはありますが、鼻をすすって泣くとか信じられません。


作られた美しさよりも、リアリティーのもつ迫力や地力に感動するこの気持ちを大切にしていきたいです。

あ、でも映画はみにいくの大好きなんで誘ってくださいww

さて来週のさざえさんは
誰にたのんでいいかわからないのでとりあえず、次期女帝のうっちゃんさんに頼んでみます。