医水民の日常

横浜市立大学医学部水泳部のブログです。

Enjoy Swimming

もう東医体・看護大会もすぐそこまで来ています。
なかなかブログリレーが進まずこんなに直前になってしまいました。
感動の涙で文字が読めないブログを目標に書いてみようと思います。


梅雨も明け、夏も本気を出し始めましたね。今日家に帰ると部屋が33度もありました。即クーラーをつけて快適な中これを書いていますが、冷え性なので靴下は欠かせません。「泳いだら末梢血管が伸びて冷え性が治る」と聞いて始めた水泳も僕の冷え性には勝てなかったようです。残念。みなさんもクーラーを効かせ過ぎて体調崩したなんてことないように注意してくださいね。

クーラーつながりでもういくつか。
夏 ・クーラーといえば、というものがあります。それは「ガンガンにクーラーが効きまくったところで寒いのを凍えながら我慢し、それから暑い外に出た時のなんとも言えないほっこりした瞬間のあれ」です。僕の好きな瞬間ランキング堂々の4位にランクインします。暑いのに汗は出てこなくて、体調崩しそうな気がするのであまりいいものではないんでしょうがなんとなくクセになります。大会が終わったら是非お試しあれ。

僕はクールな人に憧れます。クーラーじゃないけど、全然話繋がってないけど。主将のように背中で語れる人に憧れますね。幹部始める時にそういう路線にしようかなーとも考えましたが思ったこと全部口に出しちゃう僕には無理でした。諦めました。残念。じゃあ代わりにってことで、幹部やる上で自分ができることを二つ考えました。「だれよりもこの部活のことホットに考えてやろう。」これが僕の一つのモットーでした。クールになれないんだったら逆にホットになってやるっていうやけくそみたいなモットーです。でもこれのおかげで名古屋合宿や夏の強化練、新歓の予定決め、朝練、PV・MV(←まゆをはじめとしたマネありがとう)の作成など、やりたいと思っていたことを全部、本当に全部やりました。これに加えてメニュー作りもやったりここに書ききれないほどのことをやった気がします。よくやった僕、えらいな僕。僕としては最高にホットな横市医水での1年間でした。お付き合いいただいた皆さん、本当にありがとうございました。


なにがいいたいかわからなくなってきているので仕切り直して


夏は暑くて嫌になりますが、それでも胸踊る季節であるのは水泳のシーズンだからでしょうか。あと1週間ほどでリオオリンピック開幕となりますがサッカーにまつわる情報を紹介してくれた大先輩たちに習って、競泳の展望を紹介しましょう。
第一に見たい、いや見なければならないレースが萩野公介vs瀬戸大也の400IM頂上決戦です。前回の金メダリストであるロクテ選手が代表選考会で3位となりアメリカ代表落ちし、金メダル有力候補が日本人2人に絞られるというなかなか激アツな種目です。展開の予想としてはバタフライで瀬戸選手がすこし抜け出し、背泳ぎで萩野選手が逆転し、平泳ぎで瀬戸選手が追いつき、、、といった感じでしょうか。得意種目苦手種目で順位がめまぐるしく変わる個人メドレーは見ていても面白いのではないでしょうか、見逃せません。他にも友人の妹さんである池江選手や背泳ぎの超イケメン入江選手など、注目のレースが目白押しです。考えるだけで胸熱です。あーたのしみ。


今日のメニューのタイトルはみんなの涙腺を緩めにいきました。でもあんまりみんなそんな感じじゃなくてちょっとガッカリでした。そんななか、きゃもんがウルっときたといっていてしめしめと思っています。普段やらなそうなことをやることが大事なんですね。これぞギャップ萌え。勉強になります。ギャップ萌えを狙って、去年の東医体のあとのMTGで僕が話したことを紹介しましょう。

簡潔に言うと大会期間中に3回も泣いたんですよって話です。一回目は200で負けて4番で初めて表彰台を逃した時。これはありそうなことですよね。二回目は東医体の1日目部屋から出る前、リュックを背負ったままベッドの上で泣いていました。大会に行くことが怖くて、結果が悪かったらどうしようと思って不安で、動けなくなっていました。三回目は100の決勝の前でした。尊敬していて親友のように思っている6年の先輩と泳ぐラストレース、終わってしまうのが寂しくて悲しくて着替えながら泣いていました。
1つ目はわかるけど、2,3つめはわけわかんないですよね。でもこんなものなんですよ。こんなに強そうだけど、いざ大会となればこんなに弱いものなんですよと、みんなにカミングアウトしたわけです。

今思うと多分ぼくはこれを声にだしてみんなに告白することで、弱い自分を認めたかった、変わりたかったのだと思います。ただ言いたくなっただけということもありましたが。そんなメンタル超激弱のぼくですが、今年は違った心持ちで大会に臨めそうな気がします。何人かの人には話しましたが、今年のぼくは最強だと思っています。やり残したことなんて考えても何もないんじゃないかと思います。やれることはやったこれでダメなら仕方ない、とまで思えるほどの状態です。泳ぎの調子云々ではなくて、精神状態の話です。こんなことは水泳を始めて、死にそうな練習に耐えたりあほみたいな距離泳いだりしても一回もなかったことです。だからいまは自分にすごく期待しています。幹部としてやってきた一年、最高の夏にするために費やした時間は誰にも負けない自信があります。これが自信の根拠かななんて思います。



今年も変わらず100m200mの背泳ぎ、リレー3つに出ます。
個人はもちろん優勝を目指します。まだ獲っていない金メダルを取りに行きます。一番高いところで笑って終われるように準備してきたつもりです。リレーでは200FR、400MRでの優勝を狙っています。どちらも第一泳者で横浜市立大の代表としてファーストラップを取ってこようと思います。後ろに控えているのはどちらも最高の仲間だと思える人たちです。怪我ばっかしてて練習も弱いしなんで速いのかわかんないけど最後にはしっかり結果を出してくる鷲見、無茶なこと言いまくってもなんとかしようとしてくれる薫、僕に先輩・エースとしてのあり方を教えてくれた荒木さん、人としてもスイマーとしても頼れる卓雄さん。今年の夏のために2年間メンバーを固定してやってきました。僕がコーチとして鍛えてきた自慢の選手でもあります。どんな結果がでるのか楽しみでワクワクします。


めまぐるしく内容が変わりますがお付き合いください。
最後の練習が終わった昨日、いろいろ考えました。
みんなを練習でひっぱったりメニュー作ってて思うのは、当たり前は本当は当たり前じゃないということです。たとえば今泳げる環境があること、普通にメニューがあること、タイムがとられアップされること。自分の中で当たり前になっていることもそう。練習で○○秒だせて当たり前、○秒のサイクルは回れて当たり前、レースは○秒で入れて当たり前。今となっては当たり前でも、昔はそうじゃなくて、それは当たり前にしてきたもの。当たり前であることは決して悪いことではありませんし、むしろ良いことです。でも周りの力、自分の力があってこその当たり前なんだということをわかっていないと。そうすれば自然と感謝の気持ちだったり、自信が湧いてくると思います。逆に言うと当たり前にしていくことこそ大事で、それが練習であり、積み重ねなんだと思います。



ダラダラと書き続けてしまったのでそろそろ締めにかかります。
引退する前に言いたいことがあと二つ。

一つは横市医水にはいってよかった、水泳をもっと好きになれてよかったということです。最初入った頃はいまとは少し雰囲気だったり、取り組み方だったりに違いがあったりしたし、それに戸惑いだったり違和感を感じずにはいられませんでした。その結果すごく生意気な発言をしたり迷惑をかけたりしたこともあったと思います。いま昔の自分を振り返ってみるとすごく手のかかる後輩でした、間違いなく。そんな僕も幹部になりいろいろなことを考えて、話してすこしは成長できたのではないかなと思います。一方で僕の成長だけでなく、僕の考えだったり姿勢だったりになにかしら共感して、一緒になって水泳をしてくれた先輩・同期・後輩といった環境の変化による面も大いに寄与していると思います。マネージャーも文句の付け所のない素晴らしいメンバーが揃い、一生懸命に僕の要求に応えてくれていました。本当に心から感謝しています。僕はあなたたちがいなければきっとここまで熱い夏をむかえることができませんでした。あなたたちがいまの僕を作ってくれました。その誇りとみんなの心を持って、レースに臨みたいと思います。そのついでに結果で恩返しなんてクールなことができたらいいなと思ってます。


二つ目は水泳はタイムを競うものであるけど、その前にスポーツであるということ。
期待、緊張、不安、いろいろな感情が一気に溢れてくるのが大会です。結果を出したい、勝ちたいという気持ちが悪いものではないし必要なものでもあると思います。ただそれらに水泳を楽しむ心が押しつぶされてしまうのはすごくもったいないとおもいます。「夏が終わった後に全員に水泳は楽しい、水泳が好きですと言わせる。」これが最初の方で言った僕のモットーの2つめです。どんな形であれ、自分で決めて始めたスポーツを好きになって楽しんでほしいとおもいます。楽しむ準備はしてきました。純粋に水泳を楽しみましょう。


さあ、ほんとに最後。
僕がいつもレース直前に聴く曲から気持ちのはいる歌詞をみんなにお伝えします。

”今の位置 歩んできた道の続き
喜び 悲しみ 痛み 私が選んだんだから
未来の位置 今決める選択肢”

ここまでのしんどいことつらいことはすべて無駄ではありません。
やると決めて選び抜いてきたこと一つ一つが今の自分の歩んできた道になっています。
自分の道を信じて未来に飛び込みましょう。


最高の夏はすぐそこまで来ています。
みんなで掴み取ってやりましょう。
そしてみんなにとって忘れられない一週間になることを心から願っています 。


Explosion!!