医水民の日常

横浜市立大学医学部水泳部のブログです。

大学で不自由のないデジタルライフを送るためのノートPC選択術

横浜市立大学医学部一年生の諸君、入学おめでとう。

現在コロナウイルスのせいでまだ一日も大学に行ったことがない君たちはまだ大学生としての実感がわかないかもしれないが6年間もコロナウイルスの流行は続くことはない。そうなれば当然君たちは来る大学生活に向けての準備をする必要があるだろう。

 

具体的に何が必要だろうか?

快適な大学生活を送るために必要なものは何か?

色々あるだろうがその中でも特に大きな買い物となるのはパソコンだろう。

大学生活では持ち運びのできるノートPCが何かと必要になる。一年生であれば自然科学実験のレポート、二年生三年生なら生理学実習や分子細胞学実習、薬理学実習病理学実習、四年生ならリサーチクラークシップなどポータブルなPCがないとやっていけない場面はいくらでもある。

ここで新入生諸君がノートPCを選ぶうえでの一助となるような情報を届けられればと思う。すでにPCを持っている、買ったという人も多いだろうが中には入学案内資料と一緒に送り付けられた生協のノートPCの高額さをみて「今すぐ必要ないし」とPCの購入に二の足を踏んでいる人たちもいることだろう。

この情報はそのような人たち、並びにすでにPCを持ってい入るが持ち運びには向かないという人たちに見てほしい。

 

ノートPCを選ぶうえで考慮すべき事項は6個ある。特に5つめの項目は知っているかで予算が2~3万円程度おさえられるかもしれないのでぜひ読んでほしい。

順を追って説明していこう。

 

1.MacWindows

一般的にPCにはMacOSあるいはWindowsOSが搭載されている。OSとはパソコン上で動作する最もベースとなるソフトウェアであり、このOSの上でインターネットブラウザやWord、Excelなどが動作するわけである。

Appleの作ったPCにはMacOSがインストールされておりその他大勢のPCにはWindowsがインストールされている。

まずMacが欲しいという人について。

MacbookAirあるいはMacbookProを買うことになるだろうがMacbookはどれもしっかりとした性能を持っている。

動画をみたりメールしたりレポート書いたりというだけならMacbookAir、重たいゲームをしたりiPhoneアプリ作ったりCTのデータを再構成したりなどAirに書いた以上のことをするならMacbookProという基準で選び学生教職員割引を使用して購入すれば問題ないだろう。

Macbookにもwindowsをインストールして使うことはできるので、CTの画像データの再構築やプログラミングなど「Macでしかできない / Macのほうが有利」なことを少しでも行うかもしれない人はMacを購入するのをお勧めする。appleはボッタクリappleはボッタクリappleはボッタクリ

Macbookを買いたい人は以降のことは読まなくても大丈夫なので「最後に」の項目を読んでほしい。

 

2.値段

ノートPCはそもそも高価な買い物である。Windows搭載PCを買うにしても10万円程度の予算は見込んで購入を考えてほしい。

3.CPUについての項目でも説明するがあまり安いPCを買うと後々使え無くなる。

筆者は以前30000円のdellの格安ノートPCを購入したが性能がゴミすぎて色々と苦労した。我慢できなくなり結局現在は12万円のノートPCを使っている。

この格安PCで最も大変だったのはWindowsのアップデートだ。

CPU性能がないのでWindowsUpdateが完了するのに26時間くらいかかる、記憶領域が足りなくてeMMCの仮想メモリに割りてられている容量を解除しないとUpdateが始まらないという具合だ。

なお、windowsupdateを放置していると最終的には大学の無線LANにつなげなくなるので仮想メモリなど上記の話が理解できない人は絶対に50000円以下のPCはやめておくべきである。家のデスクトップPCのサブマシン目的で買うとしてもだ。

 

では具体的にどのような性能のPCを選べばよいか以下の項目で説明していく。

 

3.CPU

CPUとはPCの計算を行う脳みそのようなものと考えてもらえればよい。

筆者はAMDのCPUに疎いのでメジャーなIntelに限って話を進めていく。

一般的にCPUの序列は以下の通りだ。

 

Atom < Celeron < core i3 <core i5 < core i7 < core i9Xeon

 

ほかにもCPUの名前はいろいろあるがメジャーどころを記した。

性能で困らないためにはここではcore i3以上のPCを選んでほしい。

家電量販店に行ってcore i3以上のノートPCと店員さんに言えば案内してくれるだろう。

逆にCore i9以上のCPUを積んでいるノートPCはゲームとか動画編集とかをがっつりと行う用途向けで重さは2kg超えの場合が多い。

持ち運びにはあまり向かないので選ぶのはやめておこう。(その辺のPC買うような人はこんな記事読まないですね)

 

さらに細かい話をするとCPUには世代というものがある。現在ノートPCに搭載されているCPUで最新のものは第10世代だ。同じcore i5でも世代が新しいほど性能が良い

家電量販店では現在でも第7世代や第8世代のCPUを積んだノートPCを平気で売っているので長く使いたいなら店員さんに「CPUは第10世代のやつでお願いします」と言おう。

4.ストレージとメモリ

ストレージとはデータを保存しておくためのPCの部品で一般的にハードディスク(HDD)やSSDと呼ばれるものである。

メモリはCPUが計算をする際の作業場のようなものと考えてほしい。

現在ノートPCで主流のものはSSDだがまれにHDDを搭載しているものもある。またHDD

SSDとは別にeMMCというものもある。

容量は使い方にもよるがストレージが256GBメモリが8GBあれば普通は困らない。逆に格安PCでストレージ64GBやメモリ4GBというのがあるはこれは前述のとおりwindowsUpdateができなくなったり性能が悪すぎたりするので絶対にやめておこう。横浜市立大学では全学生に1TBのoneDriveが割り当てられるのでそれもうまく活用しよう。

 

ここで、是非SSDを搭載したPCを選んでほしい。

理由はデータの読み書きが速く、PC起動もスピーディ、なおかつHDDと違い、物理的な揺れに強いからである。これはモバイルに重要な要素だ。

SSDならPCを起動して10秒程度で操作できるようになるがHDDだと操作できるようになるまで一分程度かかることも多い

PCを使うこと自体に億劫さを感じるようではその人がPCでできることの可能性を大幅に狭めてしまうことになる。

安いから、1TBあるからと言ってHDDを選ぶのはやめたほうが良い。256GBあれば大抵のことには困らないのだ。

 

実際、わが水泳部では昨年ノートPCを新しくしたがHDD搭載のものを購入してしまったため起動が部員の私物PCより大幅に遅く不評を買っている。

5.officeの有無

大抵のノートPCは購入時にOfficeのソフトを抱き合わせで購入するかしないかの選択を迫られる。

大学生が使うPCとしてWordやPowerpointExcelは必須である。

Word、ExcellはレポートにPowerpointはグループ学習の発表などに使うことになる。

office抱き合わせモデルを買うとついていないものと比べ2~3万円程度差額があるが横浜市立大学では全学生にOffice365のライセンスが無償で供与される。

 

従ってノートPCを選ぶ際Officeは付属してないモデルを買うのが賢明だろう。

これだけで2~3万円浮くのでストレージとメモリの強化に使う、貯金しておくなどしよう。

6.生協のPCについて

生協ではLets noteというノートPCを推奨し販売しているが値段が二十数万円と非常に高額である。

これはlets noteというPCそのものが高額なのに加え生協の故障に対するサポート、保証の料金なども含まれているからである。

一か月に一回はノートPCの上に誤って座ってしまい画面を割ったり、キーボードにジュースをこぼしたりなどしてしまうような人は生協でPCを購入したほうが安上がりかもしれないが普通ノートPCを壊すことはそうそう無いので二十数万円も出して生協のPCを買う必要は筆者は無いと考えている。それだけあればMacbookPro16inchCorei9搭載モデルが買えてしまう。

 

なおlets noteというPCは高いが悪いPCではない。非常に頑丈という事が長所だ。ものでいっぱいのカバンに無理やり詰め込んでもびくともしない堅牢さが売りである。また、今どきのノートPCにしては珍しくDVDドライブがありバッテリーを着脱できるモデルが存在する。つまりバッテリーが持ちが悪くなったら自分で取り換えられるという事だ。それでいてそこそこ軽い。これに惹かれる人は家電量販店でletsnoteを購入するのはありだろう。

 

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レッツノート

ここまで長々と語ったが最後に筆者のおすすめPCモデルの具体例を挙げておく。

サイズは持ち運びを重視するなら13~14インチがお勧めだ。なお筆者は15.6インチのものを使っているがテンキーが欲しいなら15インチ以上もありである。

  • SurfaceLaptop3   Microsoft製。メタリックな外観でデザインが良い。タッチスクリーン付き。

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    surface laptop
  • LG gram   筆者も2019年モデルを使っている。2020年モデルが出てるのでそちらを買おう。2020.4.30まで一万円キャッシュバックキャンペーン中。

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    LG gram
  • Surface Pro7   Microsoft製のタブレットPCタブレットにもなる。膝にのせては使いにくいかも。専用スタイラスペンあり。結構使ってる人多い。

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    Surface Pro7
  • Dynabook G  TOSHIBA製。軽い。端子が豊富。ちょっと高級品。
  • Huawei Matebook13  huaweiスマホとの連携はよい。Huaweiロゴの上にAppleのシールを貼って使おう。

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    Huawei Matebook13 2020

他にも今まで説明した項目に注意しながらリンク先のものを選べば失敗はしないだろう。https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/enter2019-modern.aspx

 

さいごに

長々と書いたが最後に水泳部の新歓ブログリレーでPCの選び方を紹介した意図を述べておく。

医学部では部活に入ることによって、知っていればかなりQuality of Lifeが上がる情報を先輩や同期の仲間から得られるという場面がかなり多い。

医学部水泳部は特にみんな仲良しで結びつきが強いのでこの利点も他部活と比べより多く享受できることだろう。

賢明な読者の諸君はすでにお気づきのことだろうが、今までのPCの説明は身をもって水泳部に入るウマミを少し体験してもらうという意図のもとに書かれている。

 

プールで快適に運動し健康なうえに美しい肉体を得る。そのうえテストや実習の情報なんかも他では聞けないような情報を得られる。こんなにいい話そうそうないのではないだろうか。

 

是非とも水泳部へ入部し我々と一緒に泳がないか?